面接でビジョンに共感した!だけで受かろうと思うな!
面接をしていて、志望動機を聞いて、よく言われること。
「御社のビジョンに共感しました!」
・・・・・・それだけ???!
っていうことありませんか??
ビジョンに共感してもらえることはとてもありがたいんですが、なぜ、その意気込みだけで受かると思っているのだろうか。
例えば、スターバックスや、ディズニーとか、そのビジョンは素晴らしいもので、大きく共感する。と、いうかその中の会社のビジョンは大体、美しく、かつ理想を掲げているものなので、共感しないものの方が少ないのでは無いだろうか?
故に、ビジョンの共感だけで志望動機を語ることは、御社のことを何も知りません。と言っているのに等しいのではないだろうか?
企業で欲しているのは、ビジョンを達成するための人材だ。志望者は今までどのような経験を積み、成果をあげ、それがこれから携わるかもしれない新しい仕事で、どのように貢献できるのかを伝えなくてはならない。
志望している限り、ビジョンへの共感は絶対だし(共感していないのに志望するわけがない)もっと言うと、会社がビジョンを体現してる部分や、理念の浸透がどのようなやられているのか理解してから言わないと、とても薄っぺらく感じる。
逆質問をもしするのであれば、ビジョンに共感するのであれば、社畜のように、自己犠牲を行って達成にこぎつけできますか??ということを聞いたら、どのように答えるのだろうか?
「この人できるなー」と感じる面接は、すでに既存の仕事で、ビジョンを体現したような仕事ぶりを発揮している。ビジョンに共感しています!とは言わなくても、仕事ぶりと成果で十分理解できる、という傾向がある。
カスタマーサポートでは、お決まりのように、顧客満足度第一、人間第一、ソフトスキル第一、みたいなことを掲げはするが、どの企業もそうしたいと思っていても、予算の兼ね合いや、運用肥大によってなかなか実現できてはいない。その苦境にあって、どのように活路を見出し、少しでもその世界に近づいたのかを面接官は見たいのだ。
この世に理想郷は存在しない。理想郷を頭の中に描き、かつそれに向けておくすることなく、一歩一歩踏み出すことができる人材こそが重宝されるのだ。
理想が合わない、ビジョンを体現することができなかった、という理由だけで何も努力せず、不満を並べているだけの人には、価値がない。どのように世の中の荒波にあらがえるか? ということを面接では聞かれているのだ。
安易にビジョンに共感しているから、という志望動機はやめよう。
面接の答えは、どうしたらあなた自身が、そのビジョンを体現できるか、ということを深く考え、自分をプレゼンできるようにしよう。