CSこそ未来を描け!カスタマーサポートのビジョン形成とは?!
カスタマーサポートは苦難の連続だ。
毎日、苦情にきてるがまみれ、システムのバグが起き、ヒューマンエラーですら発生する。
目の前のことを解決するのに精一杯だ。
カスタマーサポートを改善せよ!
という目的のためには、当たり前のように苦情の内容を解決し、バグを修正し、というような対応を行っていく。
では、もしその修正が完全に終わった後は、カスタマーサポートは何を改善したいくのか?
カスタマーサポートの管理者で、このイメージがない人が実に多い。
「うちのカスタマーサポートは問題だれけでねー。全然サービスもよくならないから大変だよ…」とか、「社内の人はカスタマーサポートの大事さを全くわかっていない!」なんて愚痴はわりと多く聞くことではあるが、何をカスタマーサポートで実現したいのか?という話しはほとんどない。
あったとしてもお客様のために尽くしたい、
という漠然とした見解だけだ。
では、カスタマーサポートの未来はどのように描いたらいいのか?
まず、理解すべきはカスタマーサポートは事業の一部である、ということ。
そのため、カスタマーサポートの都合で物事を判断するよりも、事業の都合で物事を判断すべきなので、事業の目的、目標、方針を理解している必要がある。
そのため、カスタマーサポートのビジョンは、プロダクトや事業戦略に紐づいているか?というのが大事だ。
あなたがもし、カスタマーサポートの責任者であれば、まず事業構造を理解し、事業部長と意識を擦り合わせておこう。
あなたの事業にもカスタマージャーニーマップはあるだろうか?
もしあるのなら、そこでのカスタマーサポートとユーザーとの重要なタッチポイントが定義されているはずだ。
カスタマーサポートのビジョンは事業にとって必要なサポートを定義し、何から解決し、どういう状態になっているべきか、を描くことだ。
もし、責任者なのにそのイメージがないのであれば、カスタマージャーニーマップを作るところから始めた方がよい。
カスタマーサポートこそ、カスタマージャーニーを描くのだー!
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